《MUMEI》

「あのさ…、ゴメンね…」




「は、何が……」






ふと真菜はうつ向いた。







――俺は静かに真菜を見つめる。








「私ばっかり…大学…」







俺は真菜の肩に腕を回し、そっと引き寄せた。





「…バカ、真菜は夢があるんだから…、
頑張れ?、
…スゲー…応援してるし」






「うん……有難う」












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