《MUMEI》

蟻は俺の前の席に座る

蟻らしく黒い髪、肌は白い

血を抜いているのか

と思わずツッコミを入れたいが我慢する

「京はさー、ランダムゲーム知らないだろ?」

唐突な質問

「あー、知らない。もしかして今の放送は…」

うんうんと首を動かし

「そうだよ、不規則に開始するし、
ゲームの内容は変わるから

ランダムゲーム」

「あー、なんだそれ?
学校の行事なのか?」

「いや、国のゲームだよ
国の学生全員強制参加
大人は介入不可」

「…あー、殺しもOKは冗談だよな?」

「本気だよ、
すでに何十人も殺されてるよ

でも、死者はでてない」

「???新手の謎かけか?」

「どんな謎かけだよ
つまり、殺されても
翌日には戻ってくるんだよ
生きて」

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫