《MUMEI》
好きな人
あの日から
崎口の事が頭から離れない。
でも、好きな人じゃない!
絶対ない!



土曜日から習い事の
合宿がある。

夜になると決まって恋の話…。


「なぁ、咲。」今話しかけて来たのは隣に寝てる亮子。
「どした!?」咲。
「何でそんなに驚いてんねん!笑」亮子。


明らか恋の話しよ-ぜ!!って感じやん…。


「咲は好きな人いる?」亮子。


やっぱり…。


「好きな人か…。」咲。


-ドキン-


崎口の顔がうかんで来た…。

「ど-したん!?好きな人いるん?」亮子
「好きな人か分からんけど…。その人の事思ったらドキドキする…。」咲。

亮子に全部話した。

「アホか!!それが好きって事やろ-!!」亮子。

うちが崎口の事を?
好き-!?


「自分の気持ちに素直になれ!」亮子。

「自分の気持ち……。」咲。


うちは崎口の事が好き!


「うん!ありがと。亮子!」咲。
「いいよ!そろそろ寝よっか!」亮子
「お休み-。」咲。

あのクラスで
好きな人なんか
出来ないと思ってた。

でも、それは自分に
言い聞かせてた事
やったんかもしれない。

『クラスに好きな人なんか出来たあかん!』
って…。
でも好きな人は好きな人。


うちは崎口の事が好き!

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