《MUMEI》
隆志視点





















「え?裕斗の奴マジでドラマ決まったの」


「みたいだよ、さっき事務所寄ったらその話題でもちきりだったし…、しかもなかなか出番多い役らしいよ」







俺と同じモデルで、俳優を目指す、加藤惇は、携帯を弄りながら他人事の様に話をする。




ガチャ…





「おはようございます」




「おっ!おはよ〜う!噂をすればなんとやらだ、…あー俺飲み物買って来よ、隆志は…いる?」





加藤はすっと立ち上がり、バッグを掴んだ。



「俺はまだ有るから要らね、」



「そっ!裕斗は…、要らねーか」





裕斗は既に片手にペットボトルを持っていた。






加藤は携帯を弄りながら裕斗と入れ替えに出ていった。

前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫