《MUMEI》

優ペアと義光ペアとはまた別の3年生ペア男子の名前は新田祐樹、女子の名前は九条優奈2人は2階の廊下を歩いていた

「祐樹くん私たちは家庭科室のルートでよかったっけ?」

「そうそう、家庭科室ルートだね」

「そこまで怖いルートじゃなさそうでよかったよ」

優奈は、ふぅっとため息をついた

「九条って怖いの苦手だっけ?」

「怖すぎるのわちょっとね」

「じゃぁ何でこの肝試しに参加したの?」

「な、何でってまぁそうね、夜の学校に興味があったから」

「そ、そうなんだ」

と祐樹は笑っていたそしてあと少しで家庭科室につくというところで2人は異様な空気が漂っていることに気づく

「なんだろ・・・祐樹くん何か聞こえない?」

「んー・・・」

2人は耳を澄ます・・・

グチャッ・・・ビチャッ・・・グチュッ・・・ベリベリッ・・・ブチンッ・・・ビチャビチャッ・・・
<うガぁっ・・・・・・・・・あガぁアああ・・・やめでぇ・・・あ゛ぁあ゛ぁぁ・・・も゛うやめ゛でぐれえ゛>

2人にはよく聞こえなかった・・・

「成瀬さんの用意したギミックか何かかな?」

「多分そうだろ・・・多分・・・」

そして2人は家庭科室の前に到着したそこはなぜか鉄のにおいと何かが腐ったようなにおいがしていた
このとき2人の心に何かがおかしいという不安が芽生えていた

「かなりこった肝試しだね・・・」

「そうだね・・・じゃぁ、あけるよ?」

そういって祐樹が家庭科室の扉に手をかけスライドさせるのだった

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