《MUMEI》 ミオさんが、来てた アサミとイズミとアカネが、ミオさんにまと割りついてたんだ おかえりなさいませ まち子が俺を出迎えた おい、ノブ、良いのかよ?!……… 竜也の言葉に それしか、話の落とし所がないだろ? …………どう、なりましたの? まち子の言葉に 国は、何も知らない、そうなったよ 神谷が戦争の時に貸した金も知らない 俺の家族が死んだ裏に、何が有るかも知らない 菱和の隠し資産も知らない 全て、国は関係ないとね そんな! だから、これから調べるそうだ きっと、筋書きが出来てるんだろうさ でたらめな事実が、歴史になるのさ ノブ様………よろしいのですか? 案ずるな、まち子 真実は追求する 俺の邪魔は、一切しないとよ ようするに、公表しないでくれって事だ 話の途中悪いが、ノブ、金はどうするんだ? 国に貸した金か? 祖父の頃の話だしね、諦めるよ 諦めるって、お前、…… 金なら今でも十分すぎるほどある 身の安全を買ったと思えば、安いさ 家族が、普通に暮らしていけるなら、それでいいよ ノブ様… 密約だな、俺の嫌いな 万が一、国がその矛先を俺に向けたときは 武力衝突で構わないそうだ え?!…… まち子、菱和を乗っとる むこう五年間、神谷は非課税だ 法人税だけは、納めてくれとよ ………よろしいのですか? そんな顔をするな 死んだ者は、生き返らないさ… ノブ………… まち子姉さん、父さんと、母さんの敵を、取れなかったよ ごめん ノブ、ノブ! まち子に、抱き締められたんだ ………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |