《MUMEI》

愛だけは、独占したかったの……
この部屋で、暮らせよ
貴方が言ったあのときから、もう、離さない、
絶対貴方のお嫁さんになるんだって…決めたのに
でも、独占出来ないもんね
だから、意地悪してたの
やらせてあげないって

楽しいんだ、買い物しても、テレビを見てても
何をしても、レイが、居てくれると
セックスなんて…俺、べつに…

それも、貴方のコンプレックス?
アブノーマルだから、きらわれたくないから

え?

嫌わないよ、アナルはバージンよ、わたし

レイ………

入るかなぁ?、おっきいよね、ノブの

誰と、比べてるの?

くすっ、いつものノブに、戻ってる

あ…………

クスクスっ、知りたい?
私の男性遍歴

…………んだょ
許嫁とか、なんとか言って
やることやってんだろ?

なにょ、じぶんなんかヤリチンじゃない
あ、私のバージン欲しかったの?

からかうなよ

くすくす、楽しぃ、こうして、
イチャイチャ
恋愛ごっこ、付き合わせちゃったね
私ね、本気の恋愛、初めてなんだ
本当の、恋愛、しようよ

ん、ごっこ、だったの?

どこかで、逃げ道作ってた
だから、気づいてあげれなかったんだと思う………
大切な女性を、突然無くした、貴方の痛みを

俺の頬を撫で、レイが、言ったんだ

……………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫