《MUMEI》 我慢。千雨は長い長いキスの後、ブラのホックを難なく外す。 外すが、肝心な部分をわざとギリギリ見えないように、じらす。 「……………ッ!」 思ったより、よっぽど苦痛だった。 手を伸ばせば届く距離にいるのに、僕は伸ばせない。 動かせば痛いのに、手や足を動かさずにいられない。 「先輩。襲いたくなりました?」 首がもげてしまう程上下に揺らしてもよかったけど、僕はあえて左右に揺らす。 「私に魅力が無い……んです……か?」 千雨が少し涙目になる。 ヤバい。そんなわけない。 「嘘だよ千雨!僕は今………猛烈に、君をお……、襲いたいです………」 後半部分がボソボソと呟くようになってしまった。 特に「君を」の次くらいが。 「少し、ホッとしました」 そう言うと、ブラを完全に外した。 露出される千雨の乳首。 それに興奮してくる。が、身動きがとれなくて、辛すぎる。 「簡単には解放しませんよ。もっともっと、先輩には男になってもらいます」 千雨は僕を跨いで前屈みになる。 またキスか、と深呼吸を始めたが、それは間違いのようだった。 おっぱいを、僕の体に押し当てて………擦る。 それは………何でもないようで、大ダメージだ。 これは………動けないのが辛すぎる………! 「ん?」 千雨は一時中断し、後ろを振り向く。 何かにつっかえた………って、それ!僕のアレじゃ………! 前へ |次へ |
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