《MUMEI》

寒い…

何だ、いつの間にか寝てたのか。

ふと、辺りを見回してみる

でも…

まだ、帰ってないか…

時計は当に24時を指して25時に変わろうとしていた。

早く帰ってこないかな
そうだ!何かおかずを作っておこう

仕事で帰りの遅い彼のため
作り慣れない料理をしてみた。

そして、時計が25時を過ぎたとき

ガチャッ…

ただいまー…
あれ?起きてたの?

あ!お帰りなさい!
今ねおかず作ったの!食べる?

おー!ありがとう!

と言って2人で会話する。


何気ない会話でさえ
私に取っては大事な時間だ。

それに、彼との時間は寒さも忘れるくらい温かい

時計の針が26時を指す頃

2人で一緒の布団に潜る。

彼は私におやすみのキスをする

この時の彼の"おやすみ"という声が堪らなく好きだ
だから、私も彼にぎゅぅっと抱きついて彼の温かい体温を感じながらいつもの言葉を伝える

大好きだよ。

そしたら、彼も

大好き。

そんなことを言い合いながら
私と彼は毎日2人一緒に眠るのだ。



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