《MUMEI》
沙月の異変
「沙月!聞いてきた?」


「・・・・・」


「沙月?」


「あっワリー、何だっけ?。」

沙月?どうしたんだろう?


「で、なんだった?」


「家事完璧で優しくて天然で頑張り屋だって。」


「えっ?」


あたし一つも当てはまってない・・・


だって家事できない、頑張り屋でもない。


「当てはまってない。どうしよ〜ねぇ、沙月!どうしたらいい?」


「・・・・・」


やっぱり沙月様子おかしい。いつもなら話聞いているのに。

「・・・沙月?」


「・・・・えっ?あっ、ワリー何?」


「どうしたの?今日おかしいよ?いつもと違う。」


なんか沙月いつものテンションじゃないと調子狂う。


「ワリー、教室戻る。」


「沙月!?」


バタン


「行っちゃった」


「・・・・・」


『美亜が好き?』


『うん。沙月の妹だし、協力してくれないか?』


『・・・いいよ』


『まじ!?サンキュー』


「・・・・・」


なんであんなこと言ったのだろう。


美亜、ワリー。協力するけど協力できない。お前には秘密にしていることがある。


「本当は・・・」


・・・・・兄妹じゃない。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫