《MUMEI》 …………好きなんだ レイが、好きなんだ それしか、言葉が出なかったんだ じっと、俺わ見るレイが ……………埋められないよ そう、言ったんだ ………それでも、好きなんだ 現実を見て! 好きなんだ! …………貴方はVIPよ、ヤクザの家柄なの! 汚れた女な… 好きなんだぁ!! …………怒鳴った俺に、レイがビックリしてた ……俺を、嫌いなら、そう言ってくれ そうじゃないなら、向き合ってよ ……………お願いだよ………レイ… お願いだよ……… レイを、抱きしめたけど、 抱き締め返しては、くれなかったんだ ……………埋めてよ……わたし、死にたかった 埋まらないよ! 同情なんて要らない! 気にしないなんて、軽く言わないで! 私は、私は!……… もう、指輪ははめたもん……… 離さない、絶対に、離さない! レイを抱きしめた うっ、うわぁぁぁぁ うわぁぁぁん 声を上げ、泣き出したレイに、何も言えずただ、強く抱きしめてたんだ …………少し落ち着いたのか すすり泣きになってたレイに 俺は、レイを好きなんだ……… レイの、気持ちだけが知りたい ……………言葉は、何も返して暮れなかったけど レイが俺を抱きしめてたくれたんだ しがみつくように だから、ずっと抱きしめてたんだ …………気付けば、床に座り込み、レイを抱きしめてた 俺の腕の中の、レイの温もり 泣いてるのかな 肩が震えてたから ギュット抱きしめ、髪に頬を寄せ レイの鼓動を感じてたんだ 落ち着く………… そう、つぶやいた俺に …………うん 小さな声で、レイがそう、答えてくれた …………放したいことが、たくさんあるのに 言葉にならない レイも、黙ったままだったし でも、この温もりは確かに 俺の腕のなかにあるんだ レイの、温もりが …………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |