《MUMEI》 無理矢理ベットに寝かせたんだ レイ、苦しそうだ おとなしく寝てるんだよ そう、声を掛けて、寝室から出たんだ ソファーに腰掛け 考えてた 俺は、レイを苦しませてるだけなのかもって レイを繋ぎ止める術は、無いんだ …………そう、思った 真夜中に、レイの様子を見に行ったんだ 薬が聞いたのかな、寝てる… 冷やしといたタオルを、取り替えたんだ 休まないんですか? ………起きてたの? 私なら、大丈夫ですから ………隣で、寝ていい? どうぞ 同じベットに寝ても、遠いなぁって、思ったんだ ………居なくなるんだね せめて、今日だけでも、顔を見てよう 薄暗い部屋の中で、レイの顔を見てたんだ …………朝が来た レイ、寝てる 綺麗だなぁ 鼻筋通ってて、まつ毛、長くて 薄い唇なのに、柔らかいんだよなぁ 栗色の短い髪の、レイ もう、俺の知らないレイなんだな ………… 前へ |次へ |
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