《MUMEI》 一握のバイキングはいい。食べる分だけ取ればいいし。 油ものが多くて自然に麺類に逃げた。沖縄蕎麦旨い。 「量少なくね?」 東屋はご飯ばっかりじゃねーか……。 「倒れるぞ、ちゃんと食べなきゃ。」 七生は目一杯皿に盛りすぎだ。 「胃が痛いからいいの。食べれる分取ってるし。 ピーマン食べれるようになったんだね。人参、ブロッコリーも。」 「んー。苦いけど食べれない訳じゃないから。」 「きっと今に美味しく食べられるよ。」 「母さんみたい。」 南、せめて父さんって言ってくれ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |