《MUMEI》

羽「あっそろそろ中に入って」ニコッ
紗『本当に綺麗ですね。』
羽「え!!そう?」
優「確かに綺麗です。」
羽「優夜ちゃんに言われたらマルより嬉しい」

マルチーさんはもう、情緒不安定になってる。
でも、仕方ないよ。優夜はイケメンだから。

♪♪♭〜♭♭♯〜♯♯♪

優「テンション上がってるね。みんな」
紗『そりゃあそうでしょ』

「あ、あのよかったら一緒にどうですか」

さすが優夜ちゃん。
早速捕まったよ。逆の意味で罪な女ね。

優「うーん。いいですよ」ニコッ
「本当に!?じゃあ行きましょ」

さすがイケメンスマイルだ。
一瞬で目をハートにした。
そして、2人の女の人に連れて行かれた。

真「かっこよすぎ。あれは惚れる」
紗『牧野くん?なんでここに?』
真「神崎じゃん。DJってお前もかっこいいな」
紗『それはどうも。で私の質問はシカト?』

牧野くんは珠香のとこいったんじゃなかったの?
だから、未成年は私達だけと思ってた。

真「え?白城先輩が帰っていいって言ったから」
紗『答えになってない』
真「そんで、兄ちゃんに連絡したらここに来いって」
紗『で?お兄さんはどこ?』
真「ああ。あれだよ。カウンターにいる」

そこにいたのは、マルチーさんだった。
でも、名字違うから兄弟じゃないよね。

真「まあ、兄ちゃんとは名字違うけど」
紗『じゃあ兄弟じゃないの?』
真「いや?同じ血を持った兄弟だよ。」

そう言った牧野くんの顔はどこか寂しそうな笑みを浮かべていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫