《MUMEI》
無題2
渋々起きてから、朝食を食べに行った。
いきなりだが。僕は家族が嫌いだ。
何故か?何故だって?そんなの決まっている。何故なら家の家族は皆オカマだからだ。
お父さんは気持ち悪いメイクに気色悪いデザインの服、更には声が中途半端でオネイに慣れなかったゴツイおじさんにしか見えない。しかも毎朝起こしに来る。
しかも名前は伊達 雅臣だ。
男らしい名前なのに、なんであぁなってしまったのか知りたい。
で、お母さんは男装をしている。
だか、意外にイケている。しかし。
声は変えていない。あんなにイケているのに
あんな高い声じゃ、はっきりいって気持ち悪い。
あと、僕には弟と妹がいる。まぁ予想どうり、二人ともオカマだ。だけど、意外に成功している。妹は中学二年で女子にモテモテで、クラスの男子よりもイケメンでさらに、男装してない時もけっこう可愛いから男子にもモテモテなんだ。
一方、弟は美人ではないがそこそこ可愛い。
そしてなにより、スポーツや勉強でもすべて一番なんだ。中学一年にして、高校生レベルの身体能力で100m10秒。勉強をやっても、いつも500点テストで500点を取っている。「たまには0点取りたいな〜」んて言っている。のび太君に聞かせてやりたい。
最後に僕、伊達 龍はなぜかまともな人間で、高校に通っていて、スポーツは普通、成績は
下から数えた方が早い、ってな訳で女子からはヘタレ、男子からはねくらと言われる。友達も一人もいないし、妹や弟からも説教される。
こんな事なら俺もオカマがよかったと言うと家族から、「気持ち悪いから止めて。」と言われる。
反論して、「オヤジだって気持ち悪いじゃん」と言うが、母さんが「何言ってるの?お父さんかわいいじゃない?」と言う。
まったく、お母さんの感性はイカれてる。
この言葉を言ってうなずいてくれるのは、妹だけだ。妹は良いやつだ。一緒に外出する時は 俺の事を思って普通の姿でいてくれるし、
中学の授業参観の時、親のことでいじめられていた俺のところえ来て、クラスの奴らをフルボッコにして、兄貴をいじめるなと、一括してくれた。そのあと、先生に捕まったけど。
それからクラスの奴らは俺に接しなくなった。良いのか悪いのか分かんないわ。
まぁ長話はここまでにして、そろそろ話に入らせてもらいます。

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