《MUMEI》
夢に見たドロップアウト
『あれ?テッちゃん!?なに!?その髪!!』
幼馴染みの久美が話しかけてきた。
俺は''不良''だから
『うるせーよ、うぜぇ』
(こーゆーの言ってみたかった〜!!!)
『あれ?いつもと違う笑』
久美が少し苦笑いで言った

『で、テッちゃん??なんでそんな髪にしたの??』
『今日から不良になったからさぁ〜』

『ハァ??ばっかじゃないの!?』
『今返ってきたテスト見せてみなさいよ!』
答案用紙をめくる。

『ほーら98点私でも58点なのに...』
『これのどこが不良よ!!!』
強い口調で久美が言ってくる

『バーカ、カンニングだよ汗』
もちろん嘘である

先月まで徹二は都内の高校でも頭のいい
高校に通っていて
一番優秀な生徒だったのだ。

まさにドロップアウト。

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