《MUMEI》
くすぶる火種は…
席を立った俺に、

ノブ、話がある

竜也が後ろから声を掛けてきたんだ

レイ、俺と来いよ、黒田も神谷も捨ててよ
もっと良い暮らし、させてやるぜ

突然マサヤが言ったんだ

話しかけるな、ゲス野郎

レイの声

用があるなら、家に来い

竜也を見ずに、言葉だけを残したんだ

ノブ!、忘れ物ないの?!

ミオさんの声を、無視した

つまらねぇ、何なんだ、これは…
策士が…………

拳が宙ぶらりんだ………

降り下ろす先が無くなっただけじゃねーか!

……………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫