《MUMEI》
続き。
『ヤッベッ…先生、超エロッ!自分でって…』


『ン…バカ、黙ってろ!…ハッ、フッ、ンンッ』

解す度に、声に甘さが混ざる。そんな箱崎の姿に俺の物も着々と育ち、淫らな音を響かせ始めた。

ピチャリ…、快感に目を向けると箱崎が俺自身を舌を伸ばし舐めている。


『あっ…先生っ、んっ』

根元から裏筋を舐め、先端から割れ目まで。隈無く舐められ、ついに口内へと頬張られる。

今までの彼女とは比べ物にならない位のその絶妙な技に翻弄される。


『つっ、あっ…先生、ヤベッ…イィッ』


『くっ…三上、なんだ?もう降参か?』

俺自身を口から解放した箱崎は、ペロリと唇を舐め俺をベッドへと押し倒す。

ゴムの袋を口端で切り、俺自身に器用に被せると、俺を見て妖艶に笑う。


『へっ?』

『…黙って寝てろ。』

そう言って、箱崎は…俺をまた越し馬乗りになり、ゆっくりと、俺自身を自らの後孔に招き入れた。

グチュリ、パチュン…幾度も箱崎の尻と俺の腹がぶつかり離れる。


『つ…はぁっ、入った、先生…痛くね〜の?』

『…だからッ、聞くな』


俺自身を呑み込み腹に跨がり息を弾ませる箱崎の紅潮した顔に、ドクンと心臓が跳ねる。

…やべっ、色っぺぇ。女なんて目じゃねぇ…


カアッーッと頭に血が昇り、気が付いたら箱崎を押し倒し、膝裏を抱え上げ夢中で腰を打ち付けていた。


『ば、か…三上、激しっ…くっ、はぁっ、んんっっ』

『…先生、あっっ、ちょっ、気持ちぃ〜』



……………………………


『あー気持ち良かったぁ!!』

『……フン、ほら!』

いつものクールに戻った箱崎は、俺にミネラルウォーターのペットボトルを手渡し、ソファーに座る。

ゴクリと一口飲み口を潤してから、箱崎の隣に座り込む。

ふわりとボディーソープが香る。その香りを自分も纏っている事に気付き自然に頬が緩む。


『な、またヤらして?』

耳に囁けば、冷たい視線が返って来た。

『一回の約束だったはずだが?』

…ちぇっ、ツンかよ。さっきまで、あんなに乱れてたのに…

『い〜じゃん、先生も気持ち良くヨガってたじゃん?俺たち、身体の相性良いと思うぜ?な、もう一回!』


『……三上は補欠だな』

『は?先生エロいな、補穴?』

『馬鹿!エロいのはお前。欠乏の欠だ!本命が欠けた時のスペアだ、スペア。』


…あ、そう言えばと思い出す。箱崎、男居たじゃん!あれ?て事は、あの男の前でも、あんなエロい姿晒してんだ。


『な、本命ってアイツ?キスしてた…アイツにもあんなエロい姿見せてんの?先生…』


『ん?なんだ、気になるのか、三上?もしかして俺に惚れたか?』

眼鏡の奥の切れ長の瞳がニヤリと笑う。


『は?惚れっ?』

途端、身体中の血液が沸騰した。くるりと箱崎から目を反らし、ソファーから立ち上がる。


『あ〜〜帰るわ、俺』

逃げるように玄関へと向かう俺の背中に響く箱崎の笑い声。


『くくっ、気を付けて帰れよ、三上。』


俺はこの時、気付いてなかった。箱崎の笑い声の意味に…。

俺はこの時気付いてなかった。箱崎に堕ちてしまっていたことに…。




箱崎は笑う。耳を通り越し首筋まで真っ赤にして帰る三上を。


『我が儘で生意気なガキだと思ってたが、案外可愛いとこもあるんだな…フッ』


…なんで補欠なんて言ったのかな、俺は?本命なんて、三上の見たキスの日に終わってたはずなのに…。


『…………三上…か』


…おっと、気を付けないとな。ノンケに振り回されるのは、もう懲り懲りだからな…。

…ましてや、教え子となれば、すんなりとはいかないだろうからな…。


ソファーの背凭れに後ろ頭を預け天井をぼんやり眺める箱崎先生。


…先生…、三上の声が聞こえた気がした。



……………………………

うわっ、思わぬ長文。

先生受け好きな私の俺得なお話で、書いてて楽しかったです。

エロも久しぶりに頑張って書けました。

ありがとうございました。

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