《MUMEI》

知るか!
めんどくさい

…………ほんと、めんどくさいよ

ふて寝してた

…………まち子と、竜也の気配がある

独りになりたい………

俺が居なくても、神谷は安泰だよ
スタッフも育ってるし
まち子も居る

ほっといてくれよ

そう、強く思ってた

捨てられたのですか?、私達は

まち子の声

俺に、自由はないの?

ありません

ふざけんな!

飛び起き、怒鳴った

ご自身で、選ばれた道ではありませんか?

まち子………泣いてた………

………言葉が、出ない…

………少し、休ませてくれよ…

………はい、お待ちしております
貴方の死が、確認されたとき、神谷は解体いたします
それが、私くしの使命ですから

俺にそう告げ、部屋を出るまち子

待てよ、俺も行く
退院の手続きを…

………かしこまりました

…………自由は、ない、か

我慢だけが、俺の生存理由……

つまらない、人生だな………

…………死んだ方が、楽だ……
死ぬことも、許されないのか?………

……………

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