《MUMEI》

何で嫌いなの?

レイの声

私のマ〇コを、勝手に触ったから?

その質問に、マサヤか笑いだしてた

スケベな匂いしてたぜ、レイ
濡れてたよな?

濡れるわけないじゃない、隣に居るだけでもキモい相手に
鳥肌なら立ってたわよ

旦那の前だからって取り繕うなよ

もう、旦那じゃないわ
戸籍だけよ

別れたんか、くくっ、ザマァミロ

そんなのが、嬉しいの?
人の不幸が楽しいんだ?、だから、自分も幸せからは遠いのね、惨めな人ね

何とでも言え
力を合わせて、組を守った俺を、切り捨てやがって、竜也、お前、どこ見てんだ
ヤクザはヤクザだぜ
いつから国の犬に成り下がりやがったんだ!

確かに俺はヤクザだがよ
国なんざ、どうでもいー
ヤクザでも、家族の幸せは望むのさ

けっ、身内を粗末にしてもかよ!

粗末にされることすっからだよ

俺が何をした?!
ソイツはお前の弟だろが!
俺より下の奴だろが!

いや、ノブは、俺より上だ
シノギも負けてるし、権力も負けてる

ヤクザの世界は…

ノブは、ヤクザじゃねーだろ
ノブの価値観と、俺らの価値観は違うのさ

兄さん、もういいかなぁ?
私達忙しいの
こんな下らない事で呼び出さないでよ

突然レイが言ったんだ

俺と竜也が話してるときになんだ!

知るかボケ!、わたしゃ、ヤクザじゃねーわよ!
お前らのルールなんか知るか!

レイ、汚い言葉で怒鳴ってた

ノブ、別れる前にちゃんと話そうよ、帰ろう

レイが俺に言ったんだ

待って!

ケイコが叫んだんだ

…………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫