《MUMEI》 私は、ヤクザですから、 堅気の人のルールにうとくて な、何だよ、姉貴… マサヤの懐から、ドスを取ったケイコ この指ね うぐあっ! 切れろ………切れろ! 姉貴ぃ!! 我慢なさい、助けたいの、殺されたくないのよ! うがぁぁあ! バキィン! テーブルに、刃物が当たった音がした マサヤの右手の中指が、切断されたんだ これで、許してもらえないでしょうか? 切断した指を持ち、俺に見せてた 必要なら、貴方の性奴隷にもなります 姉貴…そんな奴の… 黙りなさい! もう、お金も何もないのよ……身体ぐらいしかないの 悪いが、指も、お前の身体も興味がない 許されたくば、俺に好かれてみろ チャンスを頂き、有難うございます ケイコが、頭を下げてた チャンス? 落ち目になったヤクザが生きてけるほど、温い世界じゃねーだろ? 生き地獄なだけだろよ 貴方もそうなんですよね?、神谷さん 不思議なことを、ケイコが言ったんだ ……………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |