《MUMEI》

レイの言葉で、黙らされてしまった

そうかも、しれないなって、思ったからだ

私も、ショックだったよ
黙れって…………ノブとは、何でも話せると、思ってたから

上下関係なんて、ないと、思ってたから

……………反論すら、出ないや

ちゃんと、話してよ、ノブの言葉で
何が嫌だったの?
どうしたかったの?
話して………

………たくさん、あったような気がするんだけどさ
………どれも、的を得てなくてさ
レイは、間違ってないと、本当に思うんだ
レイは、俺の所有物じゃないでしょ?
考えもあるし、一人の人間だもんね
俺が、間違ってるだと思う
我慢ならなかった

私が触られたこと?

それもだけど、俺を止めたこともね
間違ってないよ、でも、我慢ならなかったんだ
怒りたいときに、怒れない
泣きたいときに泣けない
我慢しか、俺にはないんだって…
マイナス思考になってたんだろうね
俺の気持ちより、竜也の、実益を取るんだ
あんな雑魚でも、レイのマ〇コを自由に出来るんだ
俺は、孤独なんだなって、実感したよ

……………そう
私も、勘違いしてたわ
身体を守ってたら、ノブの側に居れない
この先、レイプされることがあるかもしれない
でも、先ず狙われるのはわたし
ノブの家族は後回しになるものね
それなら、私が毅然としてれば、それで済む
そう、思ってたの
レイプされたこと、ノブ、責めないもんね
気にしてないとはおもってないよ
でも、消化してるんだなって…

……………

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