《MUMEI》

でもね、ノブが思ってるよりは、へーきかな
我慢できちゃうぐらいの事……かな

そう………

惨めになるのが、一番嫌
だから、アメリカで、レイプされたときも、泣き叫ばなかったの……

……………うん

でも、今は、私だけの身体じゃないから…
もっと、大事にするね

…………うん……
ねぇ、潔癖性だったんでしょ?

………ん、神経質だったかなぁ
電車のつり革も、触りたくなかったし
誰かが飲んだグラスなんて、絶対に口つけれなかったわ

でも、フェラ、してたんでしょ?

………あんまり、好きじゃなかったけど
一応ね………我慢は出来るから

我慢して、してたの?

ノブとは違うよ、
わたし、ノブの汗の匂いも好き、
汚いって思えないから、お尻まで舐めれるよ…

どうして、変われたの?

わかんないけど、たぶん、全部預けたからかなぁ……
私を犯すことはできても、私に愛撫はさせれないよ
ノブが人質にされて、脅されたら、するとおもうけど
愛しくなんて出来ないでしょ?
………今の私の価値観なの
何度も、汚された身体だけど、私から愛撫するのは、私が思う相手だけだもん…

そっかぁ、だから、平気だったんだね?

指、突っ込まれたとき?

う、うん………

ヘーキじゃないけど、あそこまでするんだから、逃げたら、何度もしてくるよ
弱味、見つけたってね
ヤクザって、人の弱味を攻めるから

……………レイなりに、考えてたんだね

ねぇ、ノブも話して
私の何処が不満?
どんなのが理想?

……………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫