《MUMEI》
ヤクザはヤクザ
腕の筋肉が、回復した頃
竜也に呼ばれ、自宅を訪ねたんだ

相変わらず、若い衆が、整列して、出迎えられた

……気分悪いよね、これ

ランボルギーニのハンドルを握るレイに言ったんだ

そうね

と、レイも苦笑いしてた

ミオさんに迎えられ、応接室へ…

そこに、ケイコと、マサヤが居たんだ…

んだよ、竜也

悪りぃ、話したら、来てくれねーと思ってよ……

ちっ……

悪態ついた俺に、

ノブ、ごめんなさいね、兄がわがままで

レイ………ぐるだ、レイも…
んだょ、その笑みは…

頗る機嫌が悪いとアピールした俺に

ノブくん、貴方の好きな珈琲よ、どうぞ、
取り寄せたのよ

ミオさん、企みある笑みだ…ウゼー……

ムカツク

きゃっ!

柔けー尻だなぁ、ミオさん、

ちょっとぅ、ノブ!

レイが怒ってた

お前もグルだろ?

あ、だってぇ、ノブ、話したら来な……

ぁぁ、ノブくん、感じちゃう、ん、あっ

ミオさん!

………ぁぁ、レイ、ごめん、濡れちゃったわ

もう、お話にならないでしょ?!

…………ったくよ、淫乱になったなぁ、ミオ

竜也、喜ぶじゃない、私とノブくんが、仲良くすると

ケイコが、目を見開いて見てた

まぁ、なんだ、俺もレイのオマ〇コ舐めたしよ
別に女を享有するとかじゃねーんだ
シットヲ楽しんでるって言うかさ……
本気で惚れた女じゃなきゃ、わからない性の境地かもな

竜也の言葉に

父たちと同じになるわ!

ケイコが、言ったんだ

ならねーよ………身体だけじゃねーからよ
性的興奮だけじゃねーんだ

竜也、そう、話してた

ちょっとう!、離れなさいよ!

レイ………わたし、ダメ、立ってられないわ

レイの膝の上に、甘えるように頬を置いた、ミオさん

隣に座るレイが、俺を睨んでた

んだよ、裏切り者

私、裏切ってないよ

じゃぁ、なんなんだよ

………たまたま、来てたんじゃない?

泣かすぞ………

泣かないわよーだ…
…………………な、なにょ……

ん、心臓止めてやろうかなって

ダメ!

きゃぁ、痛ぁい

レイが立ち上がるから、ミオさん、床に転げてた……

ノブ!、冗談でも止めて!

泣くか?………

ノブ………やだょ、止めて……

あ…………本当に、泣いちゃったぁ

ノブくん、泣かせたわね!

……んだょ、俺が悪いのかょ…

言ってよい、冗談じゃ、ないわよ!

ピシャン!

…………平手打ち………された、ミオさん、に……

お前らが信じる信じないは勝手だが、俺はこの目で見たからな…
……意思で、自律神経を操る様をよ
マサヤ、お前体重90近くあんだろ?
ノブは片手で持ち上げたよな…顎を掴んでよ
一番、痛みを知ってるのは、ノブなんだよ
なぜなら、向き合ってるからだ……

竜也が、そう、話してた

ごめん、泣くなよ、レイ……

………ノブが泣かせたんだょ

悪かったって……

許さないもん………

レイ………

知らない……

ごめん、

あ………

俺の胸に居るレイを、抱き起こし
唇が、触れるか触れないかの距離で

許せよ……

………ぁ……ずるいょ

許して……

………レイから、キスしてきた
俺の唇を、そっと舌で舐め、そして、舌を口の中に……

ん…………ちゅっ………ノブ…

はい、いちゃつくのは後にして

ミオさんの声

レイが、離れたんだ

見てるこっちが感じちゃうわ、もぅ

そう言ったミオさん

……本当ね…

ケイコが、呟いたんだ

姉貴………治ったのか?

えっ、ぁ、ちょっと、ドキドキして

見せろよ

こら、止めなさい、マサヤ!

あ!………少し、濡れてるぞ、姉貴!

ケイコの下着の中に…手を突っ込んでるマサヤが言ったんだ

………………

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