《MUMEI》
プロローグ
「おばあちゃん!英雄さんのお話して!」
「あぁ、おいで」

何千年も昔の英雄は神になりました
神は不老不死です
英雄は永久の命とともにずっと1人という孤独も味わいました
彼は愛した人が居た
しかし、彼が人を愛するには人の命は余りにも短い
彼が瞬きする間に人の命は消えてしまう
神は全てを諦めた

それから何百年もたったある日
神は自分を崇める神社へとやって来た青年を見た
彼は産まれながらに素晴らしい力を持ち「世界の王」などと呼ばれていた
彼は彼の力など信じて居なかったが、彼は人には見れないハズの神を見つけた
神は彼を気に入りました
そして彼は神に言いました
「俺は世界の王や神の生まれ変わりなど言われているけど…俺は不気味な力を持ったバケモノだ」と

英雄は青年に言いました
「私と契約しろ、理由は2つだ」
しかし青年は言いました
「…君と契約しないと俺はどうなる?」
「1つは…確実にお前は死ぬ、その体にその力は強すぎる」
「もう1つは?」
「もう1つは…この世界には悪魔も居る、悪魔もお前のような力を欲する、近々奴らも来ただろうな」
「………そうか」
「さてどうする?」
「わかった、…考えさせてほしい」

「おばあちゃん?それで?青年はどーなったの?」
「此処からはおばあちゃんも知らないんだよ」
「えー、なんでー!?」

これはとある小さな町に伝わるおとぎ話

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫