《MUMEI》 君との出会い。「いってきまーす!!」 私は高校1年生の加藤亜美です。 今日は私立聖蘭学園高校の入学式です。 小学校のときから憧れていた聖蘭学園高校に通えることが夢のようです!! 聖蘭学園高校はセレブが多く通う学校なんですよっ 私は特待生なので学費が半額なんでなんとか通えるようになりました!! ーまもなく、新宿〜新宿〜ー あっ!!駅についた… 聖蘭学園高校はスクールバスが新宿駅からでてるんです。 まぁ、車の人もけっこういるんですけどね(笑) えっ…と…スクールバスのバス停は新宿駅西口だから… 「きゃっ!!」 「あっ!!すいません…」 誰かにぶつかっちゃった… きゃー!めっちゃカッコいいこの人!! 「あっあの…聖蘭学園高校の生徒ですよね!?」 やべっ!!顔にみとれてた(笑) 「そうですけど…!?」 「あっやっぱり!」 「あなたもですよね?」 「そうだよ。あっ!!俺の名前は菊池竜樹!」 「あっあたしは加藤亜美…です。」 うっわ〜!あたしかみかみじゃんっ 「あの…俺、バス停の場所よくわかんないから、 バス停まで一緒に行かない?俺と一緒なのいやかな…?」 「いやじゃ…ないです。」 「じゃぁ、行こっか!」 菊池竜樹くんか…。中学校でモテてたんだろうな〜。 どうせ高校でもモテるんだろうな。 「亜美、なにボーっとしてるの?」 「あっ亜美!?」 「中学校のとき、名前で呼ばれてなかったの?」 「呼ばれてたけど〜」 「だから、名前で呼んでいいでしょ?あと、俺のこと竜樹って呼んでね!!」 「わかった…。竜樹…?」 「なんで最後にはてなマークがつくの〜」 「だって恥ずかしいんだもん。」 「かわいいな〜亜美は!」 「えっ…」 「あっあっというまにバス停についちゃった!亜美が一緒だったからかな〜?」 何この気持ち…。竜樹って魔法使いなの? あたし、かわいいとか言われてドキドキしてる。 まぁ、あんま男の子にかわいいって言われたことないからかな? でもこれは恋じゃないよね!あたしはもう、恋はしないって決めたんだから…。 「なにしてんの!!亜美!!早くしないと乗り遅れちゃうよ」 「今行く〜」 20分後…。 ー学校に到着しました。お忘れ物ないようご注意ください。ー バスでは竜樹と楽しく会話した。 「亜美、この学校に入学する人で中学とかが一緒だった人いる?」 「いるよ!上野智花って子!!」 「俺も1人だけいるよ!まぁ男だけどね。ということは、女の子で初めての友達は亜美ってことか!!」 「あたしも竜樹が男の子で初めての友達だよ!!」 校舎の入り口についた〜! それにしても、校門から校舎まで遠すぎるでしょ…(汗) 「あーーみーー」 もしかして…この声は… 「ねぇ、ちょっとっ!!無視しないでよ〜」 やっぱり智花だったか… 「ねぇ、亜美、この男の子だれ?もしかして彼氏?」 「違うよ〜!さっき友達になったの!!あっ竜樹に紹介するね!こちらはあたしの心友の上野智花です!」 「よろしくね!智花ちゃん」 あれ!?あたしには亜美って呼ぶのに、智花には智花ちゃん!?ちゃんづけ!? 「あっ!!智花ちゃん、俺は菊池竜樹!!よろしくね!!」 「よろしくね、竜樹くん!!」 智花が礼儀正しくしてる!!まぁ、お嬢様だから、礼儀正しくもできるのか〜(笑) 「おい、亜美!!またボーっとしてるぞ〜!とりあえず、中にはいって、クラス、確認しようか。」 それからあたしたちは、クラス発表されている掲示板のとこに行き、自分の名前を探した。 加藤…加藤……あった!! 1年A組だ!! 「ねぇ、あたし、A組だった!」 「亜美、A組なの!?ウチもA組!!」 「智花もA組!!やった〜」 「俺もA組だよ!」 「3人同じクラスだね!!じゃぁ、あたし、竜樹と智花から離れなくていいんだ!!」 「ここで喜びを分かち合うのもいいけど、とりあえず、教室に行こっか!!」 そうして、あたしたちは1年A組の教室にむかった。 次へ |
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