《MUMEI》

あの彼女の名前は分からない
数日後
「ふぁー音楽だぜ今日合同だって」
「うん」
「うぃーす」
「どこかで会った」
それはあの日みた面影、栗色のロングヘア
「え、あ」
少し戸惑いを隠せないでいた

「知ってる人?」
多分とは言えなかった
「先輩か」
俺は、この女性に話し掛ける
「うん」
「行けよ遅れる」
「うん」
「先輩にタメロ言ったらだめ!」
「まぁな」

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