《MUMEI》
兄、今日も気ままに
朝の日照りが俺を指している。正直、眠気は去っているのだが、俺はあえて寝たふりをしている。なぜって?そりゃり…

コンッコンッ

「お兄起きてる〜?」

さっそく来たようだな、我が妹1号よ、お兄ちゃんはまだ寝ているぜ?

「お兄入るよ?ってもう、まだ寝てるの?朝だぞ〜起きろ〜」

「お…起きないと、キ…キスしちゃうぞ………」

少し沈黙の後、何かを決したかのようにこちらに顔を近づくけてくる。よし起きるか。

バサッ

「おはよう」

「ひゃう」

「キスしたかった?なんならするぞ?」

みるみる内に顔が赤くなってくる。ホント可愛いなぁ…

「お…お…」

「お?」

「お…お兄のバカァァァ!死んじゃぇぇぇ」

「ぐぼはぁっ」

朝から、凄まじい蹴りをくらってしまった。可愛いからゆるすが、これは、スゲーきいた。

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