《MUMEI》
法人
すんげーや、俺、社長じゃん
従業員、居ないけど

弁護士さんやら、司法書士やら、
みんな、あのお婆さんが、手配してくれたんだ

資本金は宝くじだけど
お婆さんには、一生懸命貯めたと、話したんだ

やたら、気に入ってもらえたよ

俺を引いたベンツをくれる?!
小さな車にするからって、人にあげる物じゃないっしょ?!

維持できないから、と、断ったら
アパートの管理も頼まれたんだ
それで、維持費出るでしょって…

そして、宅建取りなさい
管理だけじゃなく、売買も出きるようになりなさい、と

………トウコのマ〇コの威力かな?
超、福マンですか?

くそっ、やりてー、もう、一月も女とやってねーよ……

ギプスして、風俗もなぁ…

それに、風俗は、ゴムだしね
高級なソープランドは、生もあるみたいだけどさ

プロのお姉さんはなぁ……

怪我してるときに、千夏に会いたくないしね

おニューの携帯電話、法人名義だ

早速トウコちゃんにアドレス送ったんだ

そして、昔使ってた、俺の携帯電話と
アユミの兄貴名義の携帯電話を、
ファクトリーにしまったんだ

電源は繋ぎっぱなしで、パソコンとリンクさせてある

着信あると、メールで俺の新しい携帯電話に送られてくるように

スマホのプログラムなんて簡単だよ

コインパーキングのシステムなんか、もっと簡単だしね

施工は下請け業者に任せるけど
もうすぐ稼働できる

車輪止めが稼働するシステムじゃないんだ
車の前に、コの字型の鉄のバーが起き上がるシステムだ

四駆でも、不正に出れないようにね

カード決算も、対応させた
入金は遅くなるけど、現金を多く機械の中に入れておかなくてすむからだ

クレジットカードで支払うと、ポイントが貯まるんだ
なるべく、クレジットカードを利用させるためにそうしたんだよね



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫