《MUMEI》 老人はふむ、ふむ、と頷−うなず−くと話の続きを再開した。 アヌンナキ・・・・『天より地に降り来たる者』の祖にエンキとエンリルという兄弟がいた。 弟のエンキは神話の中で、生命と回復を象徴する神として描かれているのにふさわしく、人類の進化の為に様々な手助けをした。 兄のエンリルは、あくまでも人類を自分たちに都合の良い手足として働かせる 道具としてしか考えていなかったので、そうしたエンキの人類に対する働きかけを、快く思わなかった。 それが原因となって起きた超古代核戦争は、両者の疲弊により終息したが、世界各地に降臨したアヌンナキが、エンキの末裔かエンリルの末裔かで、当時の人類に対する扱いも違ったようだ。 前へ |次へ |
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