《MUMEI》 「そうだったな、俺は飯のことになると、他は何にも、頭に入らなくなっちゃうんだよね〜。美食家は辛いなぁ。」 シンヤはユージの右肩に腕を乗せる。 『まっ!シンヤの脳は、飯のことしか考えられない作りになっているから、勉強できないんだよな!』 「なんだとー、ユージだって勉強できねーじゃないか!」 『俺は、バイトで忙しいからできないんだ。』 「美食家の俺は、食べることに忙しいから、勉強できないじゃなくて、勉強する時間がないんだ。」 『食べることが忙しいだと、こっちは働いているんだ!』 「はいはい、言い争いはそこまで!」 アキラが止めた。 前へ |次へ |
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