|
《MUMEI》 理不尽よく、考えてね うん、いってらっしゃい 行ってきます トウコとキスをした 毎朝の日課だ 仕事を終えて帰宅すると、トウコの姿が無かったんだ 洗濯の途中？ 掃除機も出てる トウコ？… 変だなぁ…… トウコの携帯電話を鳴らすと、キッチンから鳴ってたんだ トウコ？！ 家中探してみた トウコ！ 辺りも探してみた 居ない トウコの自宅に電話してみたんだ 父親が出た 二度と電話してくるな トウコは私の娘だ！ 切られた…… 父親が、連れていったのか？…… 家を訪ねたけど、門前払いだった トウコ！ 警察を呼びますよ トウコのお母さんの言葉 構いません、呼んでください トウコは、ここにはおりません 何処に居るのですか？ 答えられません お母さん お帰りください！ 断ります！ 足音がした 帰らんかぁ！ 殴られた このぅ！ なんだ、その目は！ また、殴られた 反撃はしなかったけど 気付けば警察官が来てたんだ 俺が取り押さえられるの？！ 刑務所に入ってた男… 警察は、そんな態度だった 理由すら聞かれない でも、翌日、突然態度が変わったんだ お婆さん…… タクヤさん、帰りましょう その前に、病院へ行かなくてはなりませんね 佐久間のお婆さんが、俺の身元引き受け人？ 弁護士が５人来てた 俺、迎えに行かなくちゃ、お婆さん、ありがとう タクヤさん、病院へ行きますよ でも、俺、 トウコさんでしたよね、病気に居ますわ え？！ 耳を疑ったんだ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |