《MUMEI》
決意
ーーーーーーーー翌日
真『慧。今日の放課後ちょっと待ってて』
慧「え?い、いいよ。」

別れる事にしたんだ。
勘違いだとしても、戻る気はない。
だって愛のない付き合いをしても好きな人が出来て悲しむだけ。

果「本当に別れるのよね。」
真『うん。』
果「真亜には天野くんがいる。元気になって」
真『ありがとう。果穂』
空「なんの話しなの?
もしかして、真亜ちゃん別れるの?」
真『・・・』

もしかしなくても、別れるわよ。
本当は、初恋だと思ってた。
愛がちゃんとあるって思ってた。
一緒にいて楽しくてこれが恋だと思ってた。
でも、違うんだ。見た目だけが気に入っただけ。
なんて最低な奴なんだろうってつくづく思う。
私は慧に近づくべき人間じゃない。

ーーーーーーーー放課後
私は今校門のベンチにて慧を待ってる。

慧「ごめん。ちょっと遅れちゃったよ」
真『別に大丈夫だよ。それで今日は話があるの』
慧「え?なんだろう」
真『私と別れてほしいんだ。ごめんなさい』

言えた。声が震えた。
付き合うとか別れるとか初めてだし、
自分から振るなんてありえない。
でも、ちゃんとしなきゃいけないよ。こんな時は

慧「何で?どうかしたの?」
真『お願い。本当に自分勝手ってわかってる』
慧「そうじゃなくて何で別れたいのか聞いてるの」
真『実は見ちゃったんだもん!!』

そして私は一部始終を話した。

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