《MUMEI》

「僕が思うには、天使だと思うな。本当にいたんだね!シンヤも天使だと、思うでしょ?」

目を輝きさせながら、シンヤに聞く。

「アキラ、それは違うな。普通に考えてみろ、天使なんか、この世にいるわけがないだろ。おとぎ話、架空の人物だ。

きっとあれは、飛行機に乗って旅行をしていた少女が、何らかの飛行機トラブルで、死んだ少女の霊だ。きっと、そうだ!!」

シンヤは、自信有り気に言う。

「シンヤ。なんで、そこまで言い切れるの?飛行機事故だと。」

「それはなぁ、俺の勘がそう言っているからに、決まっているではないか。」

偉そうに言う。

馬鹿馬鹿しいと、思いながら、アキラはため息をつく。

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