《MUMEI》 二人の年越しビッコを引きながら、年末の買い出しを終え、帰宅すると ユイ、が倒れ込んでたんだ どうした?! あ、足がつっちゃったぁ ムリするからだよ、少しづつな… うん…… 壁づたいに、歩く練習をしてるんだ、ユイ…… うっ 伸ばした方がいいから、我慢だよ うん……… ずっと、車イスだったから、筋力が弱くなってるんだよな ほんと、細いよ、でも…… な、なによ、どこ見てんのよ! 少し、肉付いてきたね ユイの太股、前はホント病人って感じだったのに スカートで、パンツを隠すように押さえてるユイ… ストレッチ、やってるか? ……パンツ見たでしょ? 人の話し、聞いてんの?! ………エッチ…… ったく……… ほら、車椅子に戻るよ へーき、自分で戻れる 腕の力で、車椅子に掴まり、よじ登るユイ… きゃあっ! 危ない! 咄嗟に抱えたんだけど、足が! 身体を入れ換え、背中から床に倒れたんだ ユイを、胸に抱いて… い、痛っ…… ご、ごめんなさい 車椅子のブレーキが、掛かってなかったんだ…… だ、大丈夫、タクヤさん うん………お前、汗臭いよ… ずっと、練習してたから… 恥ずかしそうな顔して、答えてた ずっとって、まさか、俺が出掛けてからか?! うん バカ、無茶すんなよ、せっかく付いてきた筋肉が炎症起こすぞ! ……最近ねぇ、筋肉痛なの 初めて、筋肉痛なんて 笑って話してる場合か! よいしょっ、 な、なぁに ほら、捕まれよ ど、どこいくの? 風呂だよ、とにかく温めて、ストレッチして、とにかく、筋肉を休ませろ 脱がすぞ え?、え?、えー! 下着姿なら、いいだろ? まだ、太股が痙攣してる 限度越してるよ……ったく お湯を溜めながら、湯船に入らせた 顔が真っ赤だった なんだよ エッチ… パンツならさっきもしっかり見たよ もう! 嫌か? え?………… 我慢できないほど、嫌か? ………ユイ…黙っちゃったんだ 半身浴状態にして 俺もパンツ一枚になって、湯船に 広いんだ、湯船 疲労物質を、リンパにのせ、運ばせなきゃな マッサージしたんだ さして、ストレッチも 汗だくだった 待ってろ、まだ出るなよ 冷たい飲み物持ってくっから …はい やたら、素直だな? …………ほら、ポカリ ありがと…… タップリマッサージしてから 髪を洗ってやったんだ 細い髪だよなぁ、猫っ毛だし 身体は自分で洗えるだろ? 洗濯物出しとけよな ねぇ、どうして、立ってないの? へ?……… 傷だらけだね、身体 銃弾の跡……手術の跡… 私と関わってから、ろくなことないよね 洗い場の椅子に座ってるユイが、そう言ったんだ 割れ目、くっきりだぜ 下着を指差して、そう言ったとき 身体も洗って ユイが、そう言ったんだ きゃっ! ぁは、立っちゃったぁ そ、そんなに変わるの?! 俺のパンツがテントになってた 自信ねーから出てるよ 見たら、狼になっちまうからさ ゆっくり入ってろよな、着替え、出しとくからさ 慌てて出たんだ ふうっ、理性ギリギリだょ 、 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |