《MUMEI》

本当に寝ちゃったんだ
朝起きたら、ユイが、床にいて、俺の胸に頭を乗せ、寝てたんだ

足が、しびれちゃってる

あんな格好で寝るからだよ
布団もって部屋で寝りゃぁ…

私の匂いあっても、寝れたじゃない…
手間かけさせて…

………あのねぇ、男の生理わかってねーだろ?

わかんないわよ!
きゃー!

ユイの手を取って、自分の股間に触らせたんだ

慌てて手を引っ込めたユイに

こうなるとね、ここに血液が集まって、大変なの!

ユイ、真っ赤な顔してた

今度は俺の番だよ

な、なによ

触らせろよな

や、やだぁ!ばか、変態

ほーら、触っちゃうぞぅ

やー!

ゲシッ

蹴られた

ふんぎゃっ、……脚、だいぶ元気だね

……あ……タクヤさんが、悪いんだよ…

うん……痛い……

……ごめんなさい……

筋肉痛は?

あ!、……嘘みたいにないよ!

うん、でも動くとすぐなるよ
何日か、休ませなきゃね

うん………

………なんだよ

……硬いんだね…

ペニスか?

ペニ…………

また、真っ赤になってたんだ

熱は?

ユイが俺のおでこにさわったんだ

綺麗な唇だよなぁ……

まだ、ありそうだよ、計ろうか……!

唇を重ねたんだ

キス………俺…じぶんでも驚いてた

舌で、ユイの唇を割ったんだ

ディープキス……

抱きたい……強く、思ってた

何だろう、急に、俺…

…………必死な思いで、唇を離し

ファーストキスか?

そう、聞いてた

俺…自分をコントロール出来なくなってる

……………うん、初めてです…

恥じらいながら、そう話したユイを、押し倒してた

…………理性……飛んじゃった

やっと、冷静になれたのに

………いいよ、しても

ユイ、そう言ったんだ



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