《MUMEI》
上下関係
「・・・」

「・・・」

なんなんでしょう。
この沈黙は。

私の目の前にいるのは…
確か昨日神くんを連れてった…
あ、柚樹ちゃんだっけ?

沈黙に耐えられなくなった私は

「こ、こんにちは」

と、なんともマヌケな挨拶をしてしまった。

「こんにちは」

なんか…
とてつもなく怖い!
恐ろしすぎて、立っているのがやっと…
この子、昨日からいったいなんなんだろう…?

すると_______

「あの。先輩にこんなこと聞くのどうかと思うんですけど………。」

私が何?って顔で首をかしげると

「神くんとはどういう関係なんですか?」

と、質問された。

それはこっちの台詞なんだけどなと思いながら話した。

「私は…神くんの友達だよ!」

そう笑いかけると_______

「そんなの…そんなの嘘でしょ!」

と、一言。
え?
あの…柚樹ちゃん?
意味がわかりませーん!!

ホントに…
どういう事?
私が神くんのこと好きだってこと?

うそ…
私って、そんなに顔に出やすいのかな…?

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