《MUMEI》
バカじゃね?お前
戦意喪失?はぁあ?
むーしーろー!!
日向が瞬殺で、圧勝だっつーの!!

「考えただけで、ヤル気なくなるっーのーぉー!!」

「ぅるせぇーよ、餓鬼。」

「悠!?(゜ロ゜;」

「んだよ…?」

「あんた、何で居んのよ!?」

「居ちゃわりぃかよ?」

「結構、悪い。」

「ぁあ!?ぅざ…。」

え、

今…ぅ…う…うざって…ぅ、うざって言った…?

「悠…私にぅ、」

「うーざーいー。そぅ言ったんだよ、解ったら何処か行けよ。」

「…んたねぇ…あんたねぇ!!さっきから言わせておけば言いたい放題言いやがって!!悠!!」

「んだよ…。(´Д`)」

正直…昔から悠が怒ると怖かった。

いつ、殴られてもおかしくないほど鋭い目付き…。

特に、胡座かいてる悠を上から見下ろすのは、ガン飛ばされてる気がして、怖い。

「お、怒ってる…?」

「ぁあ?ぃや、怒ってねぇよ。むしろ、俺は何にキレなきゃなんねぇんだよ…。」

よ、よかった…。

さっきの悠は…何処にいったのやら…。(´Д`)

「悠…なんで、日向のこと」

「ぁあ?…あぁ…可愛いなぁと思ったから」

「す…好きなの?」

「は?真田のこと何も知らねぇのに好きになれっかよ…バカじゃね?お前。」

「そ、そっかぁー…」

何安心してんのよ私。

日向が悠のことを知ったら、どうなるんだろう…。

「真田は可愛いけど、俺の調査上、性格が男子受けが悪いみたいだな。」

「え?そうかな…」

「けど、性格は俺が直してやるよ♪」

「何言ってるの!?」

「…お前、何むきになってんの?」

へっ!?む、むきに?
わ、私が!?

「バカじゃね?お前。」

今まで、こんなにも悠のこと、
意識したことなかった…。

けど、悠が日向の名前をちらつかせるようになって、悠が取られたらどうしようとか…。

悠のことで、頭が一杯になってしまう。

「おぃ、聞いてんのか?」

「え?」

「え?って、馬鹿か、」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫