《MUMEI》
第壱章〜緋色の宝玉〜
竜の雄叫びが轟く。
黒の甲冑の騎士は剣をつきたてた。
直後、竜の身体は輝き、騎士の腕には竜のアザが出来ていた。共に戦った戦友が駆け寄って来る。

それが王国を救った英雄の誕生の瞬間だった。

そして時は流れ50年後、再び王国に危機が訪れようとしていた。

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