《MUMEI》
No.1
「これは頭脳戦だ」



先ほどまで真っ暗だった画面に深々とフードをかぶった男がうつる




会場がざわめき始めた。


「この中には、連続殺人犯から一般市民、果ては政治家まで様々な人間が100人集まっている」



薄暗いこの部屋では、人が何人いるのかなど、数えれる訳もなかったし
今の自分にとってはどうでもいい情報を与えてくれた。



「あぁ、本題に入ろう。ここはどこなのか。そしてなにをするのか。」



ざわめいていた会場が静まる。


「ここは太平洋に浮かぶ無人島。
助けは来ないし、日本では君たちは突然失踪した事になる。
なんの手がかりもなく、いつしか忘れられていくだろう。」



また会場がざわめきはじめる



「意味わかんねーぞ!」
「どういうことなの?」


「まぁ、落ち着いてください。
ここから帰る方法はたった一つ。





ゲームに勝つことです。」




薄暗かった会場にいきなり光が灯る


周りでは眩しそうに目をつむったりしている人たちがいるが、僕は周りを見渡した。



みれば全員数字が書いてある白いTシャツを着ていた



「大丈夫!ゲームに負けても、くるしまずに死ねます!

それに、一定数勝ち上がればここでの無人島生活と言う選択肢も出てきます!


安心してください!」




ここでなにが行われようとしているのか、


まだ僕たちは想像もつかなかった。



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