《MUMEI》 黒の英雄と暁の鍛冶屋「北にカカルという農村があります。そこで戦いの支度をしませんか?」 アセムの提案に一同は賛成した。 カカルの村にて。 「あんたの刀、酷いな…。」 サラがレアンの刀を見て言う。 「毎日手入れはしていたのだが……。流石に50年は無茶か…。」 レアンは辺りを見回し、近くの鍛冶屋に入った。 「…………いらっしゃい………。」 鍛冶屋のシノ・カランはレアンの顔見、刀を見た。 「………古い刀だな…。直すのか…?」 「……あぁ。」 「ここまで古いと新しい刀を買うのが常識だ……………。そこまでする理由があるのなら…是非、聞かせて貰いたい。」 しばらくの沈黙。そしてレアンの唇が動いた。 前へ |次へ |
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