《MUMEI》 黒の英雄と星降ル夜ニ「狼が人を…ねぇ。その中には凄腕の戦士なんかも含まれてるって?………あり得ねぇだろ。」 レアンは半ば呆れている。しかしアセムは 「この様な話、どこかで聞いたような…。お伽噺『星降ル夜ニ』にそっくりですね………。」 お伽噺・「星降ル夜ニ」 遥か昔、白き狼あり。星が瞬く夜、人々の前に現れ、襲う。その姿、まるで鬼神の如し。 〜古の詩人レヌ・セイラ〜 「しかし、その姿は100年前、猟師が目撃して以来誰も見ていないというのですが…。」 アセムが話を教えた。するとレアンは 「そんな奴が何で今……?」 空を見上げ、自らに問いかけるように呟いた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |