《MUMEI》

血のように赤く染まった空の下、青年が1人、佇んでいる。
足元では3つの頭を持つ犬の怪物……ケルベロスが息絶えていた。
「ソロでやるには、少し辛かったかな?」
青年は右手に掴んだ剣を空へと掲げる。
空は元の青さを取り戻し、剣はその青へ融けるように消えた。
瞬間、空気に活気が満ちる。
1人だった青年は、今は街の人だかりに立っていた。
そして彼も雑踏の一部となり、街へと消えた。

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