《MUMEI》

「えっ?あれ?見られてた?」

「何も見てないけど」 なにしてたんだろー?

「そっかならいーや」
男の子はじゃあと言って立ち去ろうとしたとき

「待って!」と私がひき止めた

「んー?何?」

「腕、怪我してるよ?はい!」

木にかすったのか軽く血が出てた。なのでバンソーコーを貼ったんだ

男の子は『ありがとう』ってニコってしてどこかに行ってしまった。

なんかかっこいいな・・・あっ!
「ヤバい!遅刻する!」

初めから遅刻とかやだよ〜
急がなきゃ!

数分後

「あれ?ここどこ?」

適当に走っていたら見事に迷いました

「どうしよう…」

「あの、どうしたんですか?」

「えっ?っつ!」

何この子男の子だよね?なんかすっごく可愛い!

「?どうしました?」

「あっ、ゴメンえっつと1年教室行こうと思ったんだけど迷っちゃって」

年上なのかな

「そうでしたか。何組ですか?」

「6組です」

「6組ですか、だったら一緒に行きませんか?僕も6組なんですよ」

えっ…

「同い年だったの!?」

先輩じゃないんだ

「はい!ちなみに男の子ですよ!」

もしかして心読まれてる?

「僕とあった人のほとんどは女の子って言うんです」

「確かに私も可愛いって思っちゃったゴメン」

「大丈夫です。さあ教室にいきましょうか」

「うん!」

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