《MUMEI》 一限目は生徒会室で校舎内に入ると生徒達の凄い注目を浴びた。原因は翔に腕を引かれている 藍兎だ。 こんな容姿のせいで藍兎は入学早々、学校一モテるようになり、男女からの告白が絶えない。 成績は学年一位。 運動神経抜群。 容姿端麗。 神は人を作るために何かしらの欠点を与える。というが嘘だ。 「翔、何処に行くの?」 「少し黙ってろ。」 翔自身、男だが藍兎の声を聞くと体がうずく。それを悟られないように必死に仮面で隠す。 翔は“生徒会室”とかかれた扉を開けて入る。 扉を閉めて、藍兎の手を離す。 途端に正面から抱き締められる。 「ん、翔」 まるでお気に入りの玩具を愛でるようにいうが翔は気にせずに剥がす。 「変態、時と場所を考えろ」 「考えたよ。」 そう言い、もう一度今度は剥がされないように強く抱く。 そして唇を重ねてくる。藍兎の舌が翔の口内を好き勝手に蹂躙し、舌を絡ませる。 「んんっ、んぅ」 意識が飛びそうになる。 それを見計らったように離される唇。 「可愛いね。」 藍兎の手が頬を撫でる。 「本当に言わないか?」 「ん?」 「俺が女装して、メイドカフェで働いてる事だよ!!」 すると、藍兎の瞳が妖しく光る。 「言わないよ?翔が俺の犬になってくれんなら………。それに俺は翔の事が好きだから。勿論、異性として。」 頬を撫でていた手が移動し、口内にすらりと伸びた人指し指と中指を入れられる。 「ホラ、昨日教えたでしょ……?」 翔は入れられた指に舌を絡ませる。 「そう。上手くなったね。」 昨日もこんな事をした。 翔が“犬”になった日以来、翔は藍兎と過ごす時間が多くなり、二人きりになるとこういう事を始めるのだ。 「翔。」 藍兎がYシャツに手を掛ける。 「待って、授業始まるっ!」 ボタンに手をかける藍兎の手を止め、言う。 「翔の一限目は此処で俺と、過ごすんだよ?」 笑顔で言い、藍兎の手を舐める。 「んっ、」 翔が短く悲鳴を漏らすと、ボタンをすべて外される。 露になった胸の突起を舌で転がし、片方を手でこねくる。 「本当は期待してたんでしょ?だって翔はMだもんね。」 「うっ、んん…ちが、うっ!!」 顔を真っ赤にして言う。 その間に藍兎は翔のベルトを外し、ズボンをさげ下着も下げる。 「此処は正直だよ?」 固く立ち上がったモノを加えしゃぶる。 「んぁぁ、あい……とぉ!んぅ、はぁ」 同時に指で濡れた蕾も掻き回される。 「翔の中、すごい絡み付いてくる。」 「ハァハァ……ああんっ!!」 「此処?翔の弱い所は」 そう言い集中的にそこを攻められる。 「ひゃあ、んぁぁ、……ダメぇ!」 散々掻き回した後、翔の愛液が絡み付く指を舐める藍兎を、意識が飛びそうな朦朧とした視界で見る。 藍兎は脱がした翔のYシャツで翔の腕を背中でキツく結ぶ。 そして抱き抱え、ソファに座らせる。 「あい……と?」 藍兎は鞄の中をゴソゴソと漁り、何かを取り出す。 ロープだ。 それで翔の足を縛り、M字に開脚させる形にする。 「何、すんだよ?!」 自分の姿に羞恥し、顔を真っ赤にする。 その顔を見て藍兎の顔が、美しいまでに嗜虐性を帯びた笑みになる。 「しょーう、これ何?」 掲げて見せたのは、ピンク色のモノとリモコン。 「???」 「ハハッ、こうやって使うんだよ。」 そう言うと、藍兎はピンク色のモノを露で濡れた蕾にねじ込む。そしてリモコンのスイッチを入れる。 瞬間、翔の体に電流が走る。 入れられたモノが翔の中で、生き物のように動き、攻めあげる。 「ああんっ!!…な、にこれぇ!」 女のような悲鳴を上げる。 中のモノを出そうとするが、手が縛られているせいで無理だ。 「翔、一限目はそれで過ごすんだよ?二次元目になったらまた、来るから。」 まるで悪魔のように笑う。 「いや!置いていか、ないで」 目に涙を浮かべ懇願するが、藍兎は無視して、鞄を持つ。 「それじゃあ、一時間後。あんまり声大きいと誰か来ちゃうからきよつけてね?」 「いーっぱいミルク溜めとくんだよ?」 「待って!!」 願いは虚しく藍兎は出ていき、同時に翔の快楽地獄は始まった。 前へ |
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