《MUMEI》

(修行によりチャクラを開いた者達だ。チャクラは人間の中に潜在する
パワーを引き出し、『言霊』は大気中
の原子から宇宙の力を引き出す)
頬に当たる風さえ感じられるリアルな『夢』の中、知るはずの無い知識が、次々と虎ノ介の脳裡に浮かんでくる。


アラハバキ族の歴史を語る老人は、仏像のように目を半眼にして床上に座って
いる弟子に、ふと視線を向けてつぶやいた。
「単なる眠りでは無さそうだな。瞑想の呼吸法は無意識のうちか・・・・
虎ノ介よ。どこに魂を飛ばしておる?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫