《MUMEI》

朝なんてこんな早くきたっけ?
早く学校の準備しなきゃ。
休むなんて考えは全くありませんよ。
一応、成績は校内NO.1ですから!!!!
落とすなんて死んでもいや!!!!!!!

♪♭〜♯♪〜♭♯

紗『はい。もしもし』
真「紗南?俺だけど。」
紗『詐欺なら切ります』
真「真夏だけど、彼氏くらい声でわかれや」
紗『何で番号知ってるの?!』
真「それより今日学校来いよ。じゃ」

え。ちょっと!?『それより』じゃなくて!!
なぜ番号知ってるの!!!!
あっ、分かった。珠香だ。絶対そうだな!!
でも、登録してる私も私だけど。

花「紗南姉ちゃん。ママが遅刻するよって」
紗『ありがと花南!いってきます。』
花「ばいばーい」

私は軽く化粧をして、髪は二つ結びで家を出た。
まあ、いつもこんな感じ。
オシャレはしなきゃ!!女なんだから!!
うちの学校頭はいいけど校則ゆるいんだよね。
だから、派手じゃなければ何でもしていい。

紗『おはよー』
和「おはよ!紗南ちゃん」
早「あっやっと来た。
ねえ、篠原先輩って何組?」

恐ろしい。最後らへん小声でしたし。
やっぱモデルだから恋愛は表に出せないわけね。

紗『優夜なら3年5組だよ。』
早「ありがと。」
和「どうしたんだろ。山田くん」
紗『知らない♪♪』
真「あれ?以外とテンション高いじゃん。紗南」
紗『!!!!真夏。』

今日は敵がいる。
それも自分の彼氏だし。
てか、今までずっと忘れてたーーー!!!
家にいる時しか気づいてなかった。
でも、まだ大丈夫。だって放課後だもん。まだ朝ですから!!あはははは。(苦笑)

真「じゃ、放課後楽しみにしてる。」

うーわー。何されんだろ。今から恐怖でいっぱいです。

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