《MUMEI》

「あの時のユージ、とっても可愛かったよね!子猫みたいで。」


「アキラの母さんに抱っこされながら。泣いているんだもんな。」


「でも、あれ以来、ユージ、僕の家に遊びに来てくれないんだもん。」


そう、俺はあれ以来、アキラの家に行かなくなった。


アキラの家限定
迷子恐怖症に
なったからだ。

今では、
迷子恐怖症は
治っていると思う…。

たぶん…
迷子になってないし…。

たがら今日は、久々に遊びにきた。


『はいはい、俺の話は、ここまで!けど、俺あの後、先生に怒られたんだぞ!帰ってくるのが遅いって!』

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫