《MUMEI》
No.2
「ねぇねぇ、もしかしてさァ、
変な子って噂されてる子?」

「そうじゃない?ちょっと来ないでよ
って感じだよねぇ〜。」

こそこそ話している。

「そこ、殺すわよ。実里と千夏。」

指を指して言う。

ざわつく声が大きくなる。会ったこと
もなく、名札もつけてないのに
二人の名前を知っている。

「私をなめると酷いめにあうわよ。」

高い声が教室に静かに響く。

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