《MUMEI》
気合い
今日はいつもの何倍も気合いを入れた。
顔は思いっきり化粧をして、
髪なんて校則では肩より上だけど前髪三つ編み後ろは下ろして、肩なんて普通にすぎてる。
スカートは膝より下って決まってるけど、10cmか20cmは短い。

結「何その格好。凄く珍しい」
愛「もしかして不良の道に進むつもり!?」
真『いや。それはない。じゃ、いってきます。』

不良とか私には無理無理。
この格好だったらそう見えんのかな?
せめて、髪が黒だったらよかったのに。
私の髪は生まれつき赤っぽい茶色。
黒に染めようとしたら姉ちゃん達に全力で止められた。

真『おはよう』
果「どしたの。その格好」
真『気合いのかたまり』
果「凄いいいと思う。」
空「真亜ちゃん今日可愛い」
真『あんがと。天野くん』

褒め上手だな。天野くんはさ。
本当にどうやって育てられたんだろ。
蝶よ花よと育てられたのかな?
どっちにしろ母親さんには子育て賞をあげたい。
ま、私にはそんな権力ないけど。

「赤崎さん。呼んでる」

そこにいたのは、慧だった。

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